2014年7月9日水曜日

Sociolinguistic Symposium 2014@フィンランドで発表してきました

フィンランド ユヴァスキャラ大学で2014年6月に開催されたSociolinguistic Symposium 20に
プロジェクト代表の平高史也、福田牧子が参加しました。

"MULTILINGUALISM"というセッションで、"Language life of Japanese expatriates and spouses living in non-English speaking cities: three cities comparison" について口頭発表を行い、
これまで行ってきた量的調査より、上海、デュッセルドルフ、ソウルの分析結果を
報告しました。




ユヴァスキャラは冬のような寒さでした!

内容についての詳細情報はgengo.shiyouあっとgmail.com までご連絡ください。


2014年4月8日火曜日

研究論文「上海在住の駐在員配偶者の言語生活に関する考察」『慶應義塾外国語教育研究 第10号』

上海在住の駐在員配偶者の言語生活についてまとめた研究論文が
『慶應義塾外国語教育研究 第10号』に掲載されました。

調査会社の協力を得て実施した上海でのアンケート調査ですが、
分析対象を「配偶者」に絞ることで、主にビジネス目的で在住している駐在員本人とは
また違う、現地生活の様相が明らかになっています。
下記ページからご覧いただけますのでご興味のある方ぜひご覧ください。

福田えり、古谷知之、島田徳子、岩本綾、王雪萍、福田牧子、平高史也(2014)「上海在住の駐在員配偶者の言語生活に関する考察」『慶應義塾外国語教育研究』第10号、慶應義塾大学外国語教育研究センター

http://www.flang.keio.ac.jp/webfile/kiyo/kiyo_tenth.pdf

2014年3月21日金曜日

社会言語科学会 第33回大会で発表しました(2014年3月15日)

神田外語大学で開催された社会言語科学会 第33回で口頭発表をしました。

「非英語圏在住日本語母語話者の言語生活:デュッセルドルフ,上海の場合」
(平高史也、木村護郎クリストフ、福田牧子、福田えり、岩本綾、
王雪萍、島田徳子、古谷知之)

これまで行ってきたアンケート調査の結果より、デュッセルドルフと上海の二都市の比較を試みました。
予稿集原稿はこちらです。

https://drive.google.com/file/d/0B9dgNMJn2HdOZURFNXNCYVJiRmM/edit?usp=sharing
社会言語科学会(2014)『社会言語科学会第33回大会発表論文集』pp.28-31


質疑応答では次のようなコメントをいただきました。

・デュッセルドルフの公的場面におけるコミュニケーション満足度平均値が、上海におけるそれより幅が大きいのはなぜか
・それぞれのコミュニケーション場面における使用言語をひとつ選択させているが、実際の場面では複数の言語をコードスイッチングで使い分けているのではないか
・性差によって、結果が異なるのではないか

いただいたコメントを参考にしながら,今後とも研究活動を続けていきたいと思います。
ありがとうございました。

2014年1月21日火曜日

上海調査のご報告

上海で行われた調査の報告書をアップします。
上海では調査会社の協力を得て、325の有効回答を集めることができました。
63問に及ぶアンケートにご協力くださいました皆様、どうもありがとうございました。

世界都市として発展を続ける上海には現在56,600人(外務省発表)の日本人が在住しています。
中国語の標準語である普通話(以下「中国語」)、そして上海とその周辺エリアで
話されている上海方言(以下「上海語」)の2つの現地語があり、
上海在住の日本人は日本語、中国語、上海語、国際語としての英語の
4つの言語に囲まれて生活していることが予想されます。
本調査では、これらの言語の使用状況をコミュニケーション場面ごとに把握するとともに
コミュニケーション満足度や生活満足度との関係、周囲から受けるソーシャルサポートとの関係などから
言語生活の実態を明らかにすることを試みています。

報告書はこちら-->
https://drive.google.com/file/d/0B9dgNMJn2HdOT3diaVVxVTRhXzQ/edit?usp=sharing

アンケート調査の結果をさらに深めるために本プロジェクトではインタビュー調査を実施予定です。
ご協力いただける方は gengo.shiyou<at>gmail.com までご連絡ください。
どうぞよろしくお願いいたします。

*報告書がうまく表示されない方は直接お送りしますので事務局宛ご連絡ください。

事務局 gengo.shiyou<at>gmail.com

マドリッド調査のご報告


マドリッド調査の報告はこちらからご覧ください。
48名の方からご回答いただき、有効回答36件を分析にかけることができました。
今回ご回答いただいた方は、ほかの都市に比べて比較的滞在年数が長く、
定住予定の方も半数いらっしゃいました。


マドリッド調査結果
https://drive.google.com/file/d/0B9dgNMJn2HdOYlkxSzMwMVhzaTg/edit?usp=sharing


ご質問・コメント等ございましたら是非プロジェクト宛ご連絡ください。
どうぞよろしくお願いいたします。

gengo.shiyou<at>gmail.com

2014年1月20日月曜日

バルセロナ調査のご報告

スペインでは2つの都市で調査を実施しました。
今回は2012年に行ったバルセロナアンケート調査の結果をご報告します。
2つの現地語が併用されている都市(カスティージャ語、カタルーニャ語)として
それぞれの現地語について詳しく尋ねる内容となっています。
63問におよぶ長いアンケートにご協力いただき心より感謝申し上げます。

バルセロナ調査結果
https://drive.google.com/file/d/0B9dgNMJn2HdONS1KQWhPQTRQWGM/edit?usp=sharing


都市比較をする際には、その都市のもつ歴史的背景や日本との経済関係、文化など
さまざまな要因を考慮しなければならないことを実感しています。

ご意見等ございましたらお寄せください。

gengo.shiyou<at>gmail.com

2014年1月14日火曜日

デュッセルドルフ調査報告書

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
海外在住日本人の言語生活を調べるために始まった本プロジェクト、
なかなかblogの更新はできていませんが遅々と分析が進んでおります。

今回はまず、昨年ドイツ デュッセルドルフの日本人学校にご協力いただいた
アンケート調査の調査結果をご紹介します。

デュッセルドルフには外務省統計(2012年速報)によると約8000人強の日本人が在住し、
デュッセルドルフ日本人商工会議所のデータによると537の日系企業が拠点を構えています。
ヨーロッパ最大の日本人ネットワークがあり、日本食材スーパーや日本食レストランが
立ち並ぶ通りがあり、日本語だけで十分に生活していけるといわれるこの街に住む
日本人が、実際にどの程度の言語能力を有しているのか、
場面で現地語(ドイツ語)、英語、日本語を使用しているのか、
コミュニケーション満足度や生活満足度はどうなのか、
54問に及ぶアンケートの結果をまとめています。
どうぞこちらのリンクにアクセスしてご覧ください。

https://drive.google.com/file/d/0B9dgNMJn2HdON3RTVmRRNllkXzQ/edit?usp=sharing